ブツ欲日誌+α

「犬神家の一族」市川崑監督／東宝　￥1,800
TOHOシネマズ六本木ヒルズにて鑑賞。東京国際映画祭のクロージングだけど渋谷オーチャードではないので舞台挨拶は無し（知らなかったよ）。
30年前に大ヒットした作品を同じ脚本、同じ監督、同じ主演でリメイクしている。なるべく期待しないように心がけて見に行ったんだけど意外と良かったのでホッとした。まぁトヨエツ主演の『八つ墓村』の数百倍は楽しめたよ。
石坂金田一はさすがに歳くってはいるけどほとんど違和感なかったな。加藤武、大滝秀治も前作と同じ役で出演してたけどこれまた違和感なし。この配役で作品に芯が通ったんだと思う。ちなみに前作で梅子、竹子を演じた草笛光子、三条美紀も別の役で出演していた。
松子役の富司純子が個人的にはイマイチだった。ちょっと線が細い演技をしていて正直迫力不足だったと思う。父親の怨念に翻弄される娘の悲哀を強調して演じたかったんだろうけどちょっとなぁ。その分竹子役の松坂慶子がかなり良かったよ。あと三谷幸喜は最悪だった。前作で原作者の横溝正史が演じたホテルの主人役だったんだけど、妙な演技し過ぎ。
公開は12月16日。願わくばヒットして欲しいな。

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